いつものワイヤーブログとはかけ離れますが、
覚えとしても、同じ病気になったワンちゃんの為にも、
記事として残しておこうと思います。

長文になりますし、便の状態の記述も出てきます。
苦手な方、お食事中の方等どうかご注意ください。

急性膵炎になった際にかかる費用が気になる方は、
最後に記述しておりますので、どうか参考になさってください。


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5/3 うちの犬(チワワ4歳)が急性膵炎の疑いで入院しました。

5/2の朝、少し嘔吐した後ガタガタと震え出し、
これはおかしいと思い朝一でかかりつけの動物病院へ行くことに。

さぁ、病院へとなる前に、トイレに行きたいと言うので行かせると、
ひどい血便(真っ黒とまではいきませんが、ほぼ血でどろどろ状態)を
お尻から噴き出すように大量にしました。

これは、ヤバイと真っ青になりながら即病院へ。

先生に血液検査をしてもらうと、
リパーゼが1000超えているので膵炎の可能性があると言われました。
だけど、その時CRPの値が0.65で基準値内。
アミラーゼも高いけれど1928で基準値内。
他の数値も基準値内で異常なし。

リパーゼは、他の病気でも上がることがある。
そして、次の日下がっている時もある。
とりあえず他の数値が落ち着いているので、一日様子を見ましょう。
絶食させてください。
お水は少量ずつなら飲ませてもいいです(少量ずつでも沢山はダメ)。
そして、明日必ず様子を見せてください。
と言われ、その日は家に帰宅。

元気はあるのですが、
祈りのポーズと言う背伸びに似た、でも何か違うポーズを日に何度もし、
時々部屋の隅に座り込み丸くなります。
部屋の隅に座り込み丸くなるのは、うちの犬の調子が悪い時。

これはかなり悪いのでは?と思いながら、
ご飯が食べたいと言うのをどうにかなだめて、
水だけを少しずつやりハラハラしながら一日が過ぎました。

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そして、次の日5/3の朝。
病院に行く前に泥状の真っ黒いうんちを少ししました。
これは、膵炎確定だろうな…と思い連れて行くと、
昨日あった体重3.1kgが3.04kgへ激減。

うんちのことも伝えると、
ほぼ膵炎で間違いないでしょうと言うことで、
GW明けまでお預かりしますと言われそのまま入院になりました。

お見舞い等は、5/3~6まではGWなので出来ないと言うことで、
こんなに長く離れ離れになったことがないのでかなり心配でしたが、
自分たちではどうにも出来ないので病院を信頼し、
うちの犬が愛用している毛布を預け、
一日に一度連絡を頂くと言うことで泣きながら家に帰りました。

以下、GW内に連絡を頂いた内容。

5/4 嘔吐、下痢なし。他にも異常なし。
5/5 嘔吐、下痢なし。数値は多少下がってはいるが、まだ高い。元気はある。
5/6 嘔吐、下痢なし。わがままも言わずいい子でいる。

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GWが明けた5/7。
居てもたってもいられず、
今後の処置や今までかかっている金額等を聞くために動物病院へ電話。

以下電話した内容です。

嘔吐や下痢はしていない。
リパーゼもまだ高いが、569と下がりつつある。
しかし、CRPが13とまだ高く、お水もごはんも食べられない。
とにかく数値が下がるまではお預かりして様子を見る。
5/6までにかかった金額は、48,000円。
面会は、しない方がいい。その時は喜ぶが、帰れない落胆が強く興奮もよくない。
毛布の交換はOK。

まだ顔も見れそうにないのですが、
とにかく毛布だけでも交換してもらおうと思い、
家族の臭いが沢山ついた毛布を病院へ持っていき、
最初に渡した毛布と交換してもらいました。

返ってきた毛布には
カサカサに渇いてしまったうちの犬の毛が沢山ついていたのですが、
消毒液の臭いのようなものがするばかりで、
うちの犬の臭いを感じることが出来ませんでした。

だけど、ついていた毛の量でうちの犬がどれだけ頑張っているか分かり、
そして、どれだけこの毛布を心の拠り所にしていたかが分かり、
切なくて大泣きしてしまいました。

面会出来ないのなら、
せめて家族の臭いがついた物を側に置いてやりたいと思い、
毎日だと病院に迷惑になるかもと思ったので、
2日に一度毛布を交換してもらうべく病院に行こうと思いました。

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5/8 嘔吐、下痢なし。元気はとてもある。
   数値が下がってきたので、今日からご飯開始。
   朝は食べなかったが、夜は完食。
   元気になりつつあるが、
   膵炎は様態がよく変わるので、もう少し様子を見る。

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5/9 毛布交換をお願いする為、15時頃病院へ。
院長先生から話があると言うので待つことに。
(この話を待つ間がかなり辛かったです。
 怖いことを言われたらどうしよう…と思っていました)

院長先生が手術をされていると言うので、
その間うちの犬がいる病室に看護婦さんが通してくださいました。
会えると思っていなかったので何の心構えもないまま
寝ているうちの犬に声をかけると、
濁ったうつろな目を向けてきました。

しかし、そう思ったのもつかの間私を確認すると目が輝き出し、
ワンワン!ワンワン!と大きな声で尻尾を振って吠え出しました。
怒っているのか嬉しいのか私には分かりませんでしたが、
とにかく興奮しているのが分かりました。

いくら制止しても吠えるのをやめないので(私も強く言うことは出来ませんでした)、
余り興奮するようだとよくないと言うことで面会は終了。
帰る時、「待っててね」といつも待たせる時に使う言葉を使い、
病室を出ました。

そして、待つこと20分くらい。
院長先生がいらして、
明日退院出来ますよとおっしゃってくださいました。
数値も下がって、ご飯も朝晩食べれるようになりました。
元気もとてもあります。もう大丈夫でしょうとのこと。
嬉しくて嬉しくて先生に頭を下げながら大泣きしてしまいました。

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5/10 退院。
これから食べるフードと薬を受け取り、かかったお金をお支払い。
ご飯の説明と薬の説明を受けてから、
院長先生から今後の注意点等を伺った後うちの犬を受け取りに。

受け取る時感動の再会…等はなく、
私に抱かれるのが当たり前と言う雰囲気ですぐ飛びついてきました。
それをしっかり抱きとめて帰宅。

帰宅するとすぐトイレに。
おしっこをした後、我慢できない!と言う感じで、
黒い粘着性のあるどろりとしたうんちと、
最後の方に少し形になった茶色のうんちをしました。

悪くなった時に腸に残っていた物だろうとは思ったのですが、
黒いうんちは血液が混ざっていて危険と聞いているので、
すぐに病院に電話。状況を話すと、
まだ本調子ではないので、そういったものが出ることがありますが、
大丈夫です。普通にご飯をあげてくださいと言うことでした。

安心して電話を切り、ご飯食べる?と聞くと、
食べると言うのでご飯をやるとすぐに完食。

もう普通の量をやって大丈夫、
フードをお湯等で浸さなくても良い等聞いてはいたのですが、
怖かったので少量ずつ、お湯でふやかしたのと、
普通に乾いたものとを少しずつやりました。

ご飯を食べる度トイレと言うので連れて行くと、
回数を重ねる事に良いうんちが出るようになりました。
うんちの出方はこんな感じです。

ゆるく茶色のうんち→
少し固くなるもゆるめ。茶色のうんちの周りに黒いうんちが少しつく。→
ほぼ正常のうんち。

ほぼ正常のうんちが出た時、とても安心しました。

そんな感じで駆け足ですが、
うちの犬が膵炎になった時の状況を書いてみました。
今は安心した様子で、自分のベッドで寝ています。
生きて帰ってきてくれて本当に良かったです。

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以下、膵炎に直接関係あるかどうかははっきりとは分からないのですが、
うちの犬の場合、4/27の夕方3回吐いて12時間程絶食しています。

次の4/28、もう大丈夫だろうと思いご飯をやると、
食べる度に2時間くらいすると顔が腫れるので、
日曜日に空いている病院を見つけてみてもらったと言う経緯があります。
その際、その病院ではアレルギーでは?と言われました。

その後いつもの病院に行けば良かったのですが、
ご飯粒とジャガイモでは顔が腫れなかったので安心して、
アレルギー対応のフードを探しに行き、
5/1にご飯粒にそのフードを混ぜてやったところ
しっかり食べ顔も腫れなかったので、
また安心していたら…5/2の朝吐いて、その後ひどい血便をしました。

かかりつけの先生は、
4/27にもう軽度の膵炎だったのかもしれない…と言われました。
私もそうだったのかも…と思います。

いつもと違ったことは、3回連続で吐いたこと。
時折吐くことはありましたが、
3回も連続で吐いたことは今までありませんでした。
そして、顔の腫れ。
ご飯を食べて腫れることなど一度もありませんでした。

ちょっとしたことです。
かかりつけの病院とは違いますが、病院にも行っています。
でも、血液検査まではその時しなかった。

してもらっていたら…、もう少し違っていたのかな?とは思いますが、
これはこれで仕方がないことのなのかな?とも思います。
何かある度に血液検査をしていたら、
お金がかかって仕方がないと病院側も言われるでしょうし…。

今回のことは、これでベストだったと思うことにしようと思います。

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今のところのかかった費用。

4歳 チワワ 雄

5/2 14,280円
(診察代、検便、採血、検査料、注射代等)

5/3~5/10 107,968円
(再診料、採血、検査料、注射代、点滴、入院料、処方食代、薬代等)

計 122,248円

5/13も検査の為病院に行かねばなので、
また1万以上かかるかなーと思ってます。
また分かり次第追記します。

保険、入っておけばよかった…orz
入ってないので、全部自腹です。痛い!

でも、元気になって帰ってきたのが一番なので、
これだけで済んで良かったと思います(*´∀`)

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5/13 病院へ行ってきましたので追記です。

体重も増え、リパーゼは91に、CRPは2.60と順調に減っている。
もう大丈夫です。薬も必要ありません。

膵炎は再発しやすいので、
食事だけはこのまま続けて下さい。
(病院から頂いた低脂肪のフードを食べさせています)
炭水化物は良いですが、脂肪のあるお肉等はやらないように。

と言われました。

CRPの数値は基準値が1.0なのですが、
順調に減っているのでこの判断をされたのだと思います。
本人(本犬?笑)もとても元気になってるので、
本当に良かったです。
あとはもう少しお肉が体についてくれたらなぁ…と思っています。

5/13 2,835円 (採血、CRP検査、化学検査等)

5/2~5/13 合計 125,083円

これからは、再発しないようにとにかく注意しながら、
犬貯金をしっかりしていこうと思います…( ´∀`;)